「デイサービス」のフランチャイズを徹底調査
デイサービスFC大全
デイサービスには、午前または午後を中心に短時間でサービスを提供する「半日型」と、朝から夕方まで長時間利用する「1日型」と呼ばれる運営形態があります。利用時間だけでなく、提供するサービスや利用者ニーズ、1日の運営方法にも違いがあります。
ただし、「半日型」「1日型」は介護保険制度上の正式なサービス種別ではありません。通所介護ではサービス提供の所要時間などに応じて介護報酬が設定されています。本記事では、一般的に半日型・1日型と呼ばれるデイサービスの違いと、それぞれどのようなオーナーに向いているかを解説します。
半日型デイサービスと1日型デイサービスでは、主に利用時間、サービス内容、想定する利用者ニーズ、運営方法などが異なります。一般的な特徴を整理すると以下のとおりです。
| 比較項目 | 半日型デイサービス | 1日型デイサービス |
|---|---|---|
| 利用時間のイメージ | 午前・午後などの短時間 | 朝から夕方などの長時間 |
| 利用者の受け入れ方 | 午前・午後など複数単位で運営する例がある | 同じ利用者が長時間滞在する例が多い |
| 主なサービス | 機能訓練や運動などに特化する例が多い | 食事・入浴・機能訓練・レクリエーションなどを組み合わせる例が多い |
| 食事・入浴 | 提供しない施設も多い | 提供する施設が多い |
| 想定されるニーズ | 短時間利用や機能訓練など | 長時間利用や日常生活上の支援など |
| 運営上の特徴 | 複数単位・複数回の送迎などを想定 | 長時間の職員配置や複数サービスへの対応を想定 |
※「半日型」「1日型」は介護保険上の正式なサービス種別ではなく、上記は一般的な運営形態を比較したものです。実際の利用時間や提供サービスは事業所によって異なります。
半日型デイサービスは、午前または午後などの短時間でサービスを提供し、1日に複数の利用者グループを受け入れる運営が一般的です。一方、1日型では同じ利用者が朝から夕方まで長時間滞在するケースが多くなります。
ただし、介護保険上「半日型は○時間」と固定されているわけではありません。通所介護では複数のサービス提供所要時間が設定されているため、実際に提供する時間と運営単位を決めたうえで事業モデルを設計する必要があります。
半日型では、限られた時間内で運動や機能訓練などに重点を置き、利用目的を明確にした施設が多く見られます。1日型では、機能訓練に加えて食事、入浴、レクリエーションなどを組み合わせ、日中の生活を幅広く支援する施設が一般的です。
ただし、半日型だから食事や入浴を提供できないという意味ではありません。施設ごとにサービス設計は異なるため、「利用者に何を提供する施設なのか」を決め、その内容に必要な設備や人員を整えることが重要です。
半日型は、長時間施設で過ごすよりも、短時間で身体を動かしたり機能訓練を受けたりしたい利用者と相性のよいサービスです。外出の機会や運動習慣を確保したいものの、一日を通した支援までは必要としていない人なども想定できます。
1日型では、食事や入浴などの日常生活上の支援を受けながら日中を過ごしたい人や、長時間の利用を希望する人などが対象になります。どちらを選ぶかは、出店地域にどのような利用ニーズがあるかを調べて判断しましょう。
半日型で午前・午後の複数単位を運営する場合、利用者の入れ替えや複数回の送迎に対応する必要があります。一方、1日型では同じ利用者が長時間滞在するため、食事や入浴、レクリエーションなどを含めた一日の職員配置と業務動線が必要です。
どちらが低コストとは一概にいえません。半日型は送迎回数、1日型は食事・入浴などの業務や設備にコストがかかる場合があります。サービス時間だけでなく、送迎・人員・設備を含めた一日の運営全体を比較しましょう。
半日型デイサービスは、短時間のサービスに内容を絞り、利用目的を明確にした施設をつくりやすい運営モデルです。特に次のような事業方針を持つオーナーは、半日型を検討しやすいでしょう。
運動や機能訓練など、特定のサービスを施設の中心に据えたいオーナーは半日型デイサービスを検討しやすいでしょう。フィットネスや運動指導など、既存事業で培ったノウハウを介護現場に合わせて活用する方法も考えられます。
重要なのは、単にサービス時間を短くすることではありません。利用者やケアマネジャーから見て、「何をするために通う施設なのか」が明確なサービス設計にすることで、他施設との違いを伝えやすくなります。
午前と午後などに利用者を分け、1日に複数の単位でサービスを提供したいオーナーにも半日型は選択肢となります。同じ施設を時間帯ごとに活用しながら、異なる利用者グループを受け入れる事業モデルを検討できます。
一方で、利用者の入れ替えや送迎、職員の休憩、清掃などを短い時間の中で管理しなければなりません。複数単位を回せる業務フローと職員体制を開業前に設計し、無理なく継続できるか確認しましょう。
食事、入浴、レクリエーションなどを幅広く提供するよりも、自社が得意とする分野へ経営資源を集中させたいオーナーにも半日型は適しています。サービス内容を絞ることで、施設の特徴や対象とする利用者を明確にしやすくなります。
ただし、業務を絞れば人員・設備基準への対応が不要になるわけではありません。介護保険上必要な基準を満たしたうえで、どのサービスに強みを持たせるかを考えることが半日型の事業設計では重要です。
1日型デイサービスは、利用者が長時間滞在する中で、複数のサービスを組み合わせて提供しやすい運営モデルです。次のような施設づくりを考えているオーナーは、1日型を検討しやすいでしょう。
機能訓練だけではなく、食事や入浴、レクリエーションなどを組み合わせ、利用者の日中生活を幅広く支えたいオーナーには1日型が向いています。一日の過ごし方そのものを設計し、複数のニーズへ対応できる施設を目指せます。
サービスが多いほど、それぞれを単独で提供するのではなく、一日の流れとして組み立てることが必要です。利用者が長時間安心して過ごせるサービスと職員配置を設計できるかが、1日型運営のポイントになります。
日中を長くデイサービスで過ごしたい利用者や、その家族の介護負担を軽減したいというニーズに対応したい場合は、1日型を検討しやすいでしょう。食事や入浴なども含め、在宅生活を支える役割を持たせることができます。
出店時には、高齢者人口だけでなく地域で長時間利用がどの程度求められているかも確認します。利用者本人と家族の双方にどのようなニーズがあるのかを把握し、地域に必要とされるサービス内容を決めましょう。
1日型で食事や入浴など複数のサービスを提供する場合は、その内容に対応できる設備と人材が必要です。通所介護では食堂、機能訓練室、静養室、相談室、事務室などについて設備基準が設けられています。
さらに、サービス内容が増えれば職員の業務も複雑になります。物件を用意できるかだけでなく、長時間のサービスを安全に提供できる人材と管理体制を継続して確保できるかを確認してください。
半日型と1日型のどちらが事業として適しているかは、サービス提供時間だけでは決められません。開業前に地域ニーズ、自社の強み、運営可能なサービス、収支などを整理して判断しましょう。
まず、出店予定地域でどのようなデイサービスが求められているか調査します。高齢者人口や要介護認定者数だけでなく、周辺施設のサービス提供時間、機能訓練・食事・入浴などの提供状況、定員なども確認しましょう。
半日型・1日型のどちらであっても、競合と同じサービスを用意するだけでは利用者獲得につながるとは限りません。地域で不足しているサービスと自社が提供できる価値が重なる事業モデルを選ぶことが大切です。
自社が機能訓練や運動などに強みを持っているなら半日型、食事や入浴を含めた総合的な介護サービスを提供できるなら1日型など、既存のノウハウや経営資源から事業モデルを検討する方法があります。
ただし、「提供したい」だけでは安定した運営はできません。物件、人材、送迎車両、管理者、採用力なども含め、自社が継続して提供できるサービスから逆算して事業モデルを決めることが重要です。
半日型では午前・午後など各単位に何人の利用者が集まるか、1日型では長時間利用する利用者を何人確保できるかを想定して売上を試算します。同時に、人件費、家賃、車両費、食事・入浴に関する費用なども見込みます。
定員が多ければ収益性が高くなるとは限りません。利用者数と稼働率を複数パターンで設定し、それぞれの運営モデルで固定費を賄えるかを比較してから開業形態を決定しましょう。
「半日型」という名称に法律上の固定された利用時間が設定されているわけではありません。介護サービス情報公表システムでは、通所介護の利用可能時間を2時間以上3時間未満、3時間以上4時間未満、4時間以上5時間未満など複数の所要時間に分けて扱います。
一般的には午前または午後を中心とした短時間サービスが半日型と呼ばれていますが、施設によって時間帯は異なります。「半日型」という名称だけではなく、実際のサービス提供時間を確認することが必要です。
半日型デイサービスだから入浴サービスを提供できないわけではありません。実際のサービス内容は事業所によって異なり、機能訓練に特化して入浴を提供しない施設もあれば、短時間の中で入浴に対応する施設もあります。
オーナーとして入浴サービスを設ける場合は、利用者ニーズだけでなく、入浴介助に必要な設備や職員、時間、安全管理まで考える必要があります。短時間の業務フローの中で安全に提供できるかを確認して判断しましょう。
半日型だから制度上食事を提供できないというわけではありません。一方、午前のみ・午後のみなどの短時間サービスでは、利用時間や施設コンセプトとの関係から食事を提供しない事業所もあります。
食事を提供するかどうかは、利用者ニーズと運営方法から判断します。食事の有無だけで半日型・1日型を区別するのではなく、サービス提供時間と施設全体の役割を合わせて設計することが大切です。
介護報酬は「半日型」「1日型」という呼び方そのものによって決まるものではありません。通所介護ではサービスの所要時間や要介護度、事業所規模、算定する加算などの条件によって報酬が変わります。
そのため、収支計画では「半日型なら○円」と一律に設定するのではなく、自社が予定するサービス提供時間、利用者構成、加算、稼働率などをもとに介護報酬を試算する必要があります。
半日型と1日型のどちらを選ぶ場合も、利用時間だけでなく、地域ニーズや物件、人材、送迎、利用者獲得の方法まで含めて事業モデルを考える必要があります。
デイサービスには、機能訓練型、娯楽型、小規模民家型などさまざまな事業モデルがあります。当メディアでは、デイサービスFC各社の特徴や本部支援、開業資金などを調査し、タイプ別に紹介しています。自社の経営資源や地域ニーズに合った事業モデルを比較してみてください。
半日型デイサービスと1日型デイサービスは、単に利用時間が短いか長いかだけでなく、利用者の受け入れ方やサービス内容、運営オペレーションなどにも違いがあります。
半日型は、機能訓練などに特化し、午前・午後の複数単位で運営するモデルを検討したい場合に向いています。一方、1日型は、食事や入浴などを含め、利用者の日中生活を総合的に支援したい場合に検討しやすいでしょう。
ただし、「短時間なら半日型」「多くのサービスを提供するなら1日型」といった特徴だけで事業モデルを決めるのは避けましょう。地域で求められているサービス、自社の強み、人材、物件、送迎体制、稼働率、収支などを整理し、継続して運営できるデイサービスを選ぶことが重要です。
現在デイサービスは「機能訓練型」「娯楽型」「小規模民家型」など、地域ニーズに合わせてビジネスモデルが多様化しています。
当メディアではデイサービスFC各社の強みや本部支援、加盟オーナーの声を徹底調査。タイプ別におすすめしたい3社を厳選して紹介します。
要介護者の「自分で歩き続けたい」という切実な願いに応える機能訓練で、利用者の継続的な獲得と、最短3ヶ月での黒字化・3年以内の投資回収※1が見込める。
| 全国の施設数 | 209店舗※2 |
|---|---|
| 開業資金の目安 | 1,064万円〜※3 |
※加盟金、内装工事代、備品類など(内外装費、物件取得費、看板設置費、広告費は含まない)
※1,2,3参照元:リハプライド公式HP|2026年2月調査時点
(https://www.rehapride.co.jp/lp/franchise.html)
内覧会イベントで実際に体験してもらうことで、デイサービスを敬遠する高齢者向けとしての大きなインパクトを与えられ、オープン前に利用者の確保が目指せる。
| 全国の施設数 | 21店舗※4 |
|---|---|
| 開業資金の目安 | 2,100万円〜※5 |
※加盟金、遊戯パック、設計監修費を含む
※4参照元:デイサービスラスベガス公式HP|2026年2月調査時点(https://las-vegas.jp/shop/)
※5参照元:デイサービスラスベガス公式HP|2026年2月調査時点(https://las-vegas.jp/franchise-membership/)
空家活用で初期投資と家賃を圧縮。運転資金を手厚く確保できるため、黒字化まで焦らず腰を据えた経営ができる。
| 全国の施設数 | 96店舗※6 |
|---|---|
| 開業資金の目安 | 1,160万円〜※7 |
※加盟金、開業準備金、改装費、物件取得、求人費を含む
※6参照元:樹楽公式HP|2026年3月編集チームによる独自調査(https://www.kiraku-ac.com/shisetsu/list/)
※7参照元:樹楽公式HP|2026年3月時点
(https://www.kiraku-ac.com/fc/)