「デイサービス」のフランチャイズを徹底調査
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小規模デイサービスは、少人数の利用者へきめ細かな支援を提供しやすい事業です。一方、小規模だからといって、少ない準備だけで開業できるわけではありません。介護保険サービスとして定められた人員・設備・運営基準を満たし、市町村から指定を受ける必要があります。本記事では、小規模デイサービスの特徴と必要な資格・設備、開業の流れを解説します。
「小規模デイサービス」は、少人数で運営するデイサービスを表す通称です。現在の制度では、利用定員18人以下の事業所は原則として地域密着型通所介護、19人以上の事業所は通所介護に区分されます。
以前の介護報酬では「小規模型通所介護」という区分が使われていましたが、現在の指定申請では同じ意味で扱えません。指定権者や利用できる住民の範囲も変わるため、定員18人以下で開業する場合は地域密着型通所介護の基準を確認しましょう。
小規模デイサービスは、職員が利用者一人ひとりの心身状態や生活上の希望を把握しやすく、食事、入浴、機能訓練、レクリエーションなどを個々の状況に合わせやすい点が特徴です。
利用者同士や職員との距離が近く、家庭的な雰囲気を強みにする事業所もあります。ただし、少人数であれば自動的に満足度が高まるわけではありません。職員の得意分野や設備も十分に踏まえ、対象者と提供する支援をより具体的に設計することが必要です。
地域密着型通所介護は、市町村が指定・指導を行う地域密着型サービスです。利用者は原則として事業所が所在する市町村の住民となるため、広域から利用者を集める事業とは商圏の考え方が異なります。
運営開始後は、利用者や家族、地域住民、市町村職員などが参加する運営推進会議を開催し、活動状況を報告します。地域から意見を受け、改善内容を継続的に共有しながら、地域へ開かれた事業所として信頼関係を築く運営が求められます。
小規模デイサービスを所有・経営するオーナーに、介護福祉士や看護師などの資格が必須とされているわけではありません。ただし、指定を受ける申請者には原則として法人格が必要です。
無資格のオーナーでも、基準に合う職員を採用し、適切な運営体制を整えれば参入を検討できます。ただし、制度、介護報酬、安全管理を正しく理解する責任はあり、オーナーの資格が不要であることと、事業所に有資格者が不要であることは明確に別です。
地域密着型通所介護には、管理者、生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員を配置します。必要な勤務時間や人数は、事業所の定員、サービス提供時間、営業単位によって変わります。
管理者などが複数の職務を兼ねられる場合もありますが、各職種の仕事を行う時間を同時に重ねて算入できないことがあります。休憩、送迎、欠勤時の代替要員も含め、兼務を前提にした勤務表が人員基準を確実に満たすかを指定権者へ確認しましょう。
| 主な職種 | 主な役割 | 資格・配置の確認点 |
|---|---|---|
| 管理者 | 事業所と従業者の一元的な管理 | 常勤・専従が原則。管理上支障がなければ兼務できる場合がある |
| 生活相談員 | 利用者・家族の相談、関係機関との調整 | 社会福祉法上の資格や自治体が認める要件を確認する |
| 看護職員 | 健康状態の確認、医療面の対応 | 看護師または准看護師。定員による例外を確認する |
| 介護職員 | 介助、見守り、日常生活上の支援 | 利用者数と提供時間に応じた配置が必要 |
| 機能訓練指導員 | 機能訓練の計画、実施、評価 | 法令で定められた資格または経験要件を確認する |
看護職員は看護師または准看護師です。機能訓練指導員は、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、看護職員、柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師などが対象となります。
生活相談員に認められる資格や実務経験には、自治体ごとの取り扱いがあります。はり師・きゅう師を機能訓練指導員にする場合も所定の実務経験が必要です。採用後の配置変更も見据えて求人条件を明示し、資格証と経験証明を応募時と採用前に必ず確認してください。
事業所の利用定員が10人以下の場合、看護職員を配置しない運営が認められることがあります。一方、生活相談員、介護職員、機能訓練指導員、管理者など、ほかの職種まで不要になるわけではありません。
複数の営業単位を設ける場合は、各単位の定員だけでなく、事業所全体の利用定員から看護職員の要否を判断する場合があります。利用者数の変動や臨時利用も想定し、小規模向けの例外を自己判断せず勤務体制全体で確認しましょう。
地域密着型通所介護には、食堂・機能訓練室、静養室、相談室、事務室などが必要です。食堂と機能訓練室は、合計で利用定員1人当たり3平方メートル以上の面積を確保することが基本です。
相談室は相談内容が漏れない構造とし、静養室は体調不良時に休める環境を整えます。トイレや洗面設備、収納場所、家具の配置も含め、送迎から退出までの各場面を具体的に想定し、面積と安全な動線の両方を満たすレイアウトを検討してください。
入浴サービスを提供する場合は、浴室、脱衣室、手すり、滑りにくい床などを整えます。施設内で調理して食事を提供する場合は、厨房、調理設備、衛生管理のための設備も必要になります。
入浴や食事を提供しない事業モデルでは、設備投資を抑えられる可能性があります。ただし、利用者ニーズや競合との差別化、職員配置、介護報酬にも影響します。地域の需要を確認し、費用だけでなくサービス内容から必要設備を決めることが重要です。
小規模デイサービスでは、戸建て住宅や既存店舗を改修して使用する例があります。しかし、一般住宅として使える建物でも、介護施設として必要な面積、出入口、廊下幅、トイレなどを満たすとは限りません。
段差解消、手すり、避難経路、消防設備、用途変更、近隣との関係、送迎車両の乗降場所も確認します。2階を利用する場合は階段や非常時の避難方法も具体的に検討し、物件価格の安さだけで転用の可否を判断しないようにしましょう。
物件を契約してから設備基準や消防上の問題が見つかると、想定外の改修費が発生したり、予定日に指定を受けられなかったりするおそれがあります。候補段階で図面と現況を確認してください。
自治体によって、事前相談、図面協議、建築部門や消防署への確認手順が異なります。用途変更の要否や貸主の改修承諾も必ず書面で確認し、貸主や施工会社だけで判断せず、契約・工事の前に指定権者と関係部署へ早めに相談することが大切です。
まず、出店予定地域の要支援・要介護認定者数、競合事業所、居宅介護支援事業所、送迎可能な範囲を調査します。そのうえで、対象者、定員、営業時間、営業日を具体化します。
食事、入浴、機能訓練、レクリエーションの内容によって、必要な人材、物件、設備、収支が変わります。ケアマネジャーへの聞き取りで対象者数や不足するサービスの需要を確かめ、地域で求められる支援と自社が継続して提供できる強みを組み合わせてください。
新たに法人を設立する場合は、定款の事業目的に介護保険事業を記載します。既存法人で参入する場合も、定款と登記の内容を確認し、必要に応じて変更手続きを行います。
並行して物件選定、改修計画、職員採用、備品調達、運営規程やマニュアルの作成を進めます。給与、社会保険料、家賃、求人費の支払時期も具体的に見込み、開業後すぐに定員が埋まる前提にせず、初期費用に加え、利用者が増えるまでの運転資金を十分に確保しましょう。
地域密着型通所介護の指定申請は、原則として事業所所在地の市町村へ行います。法人登記事項証明書、勤務形態一覧表、資格証、平面図、運営規程、設備備品一覧などを準備します。
申請期限、手数料、必要書類、事前協議の有無は自治体によって異なります。公募制や整備方針が設けられていないかも事前に確認し、書類を提出してから人員や設備を整えるのではなく、希望する開業日から逆算して指定権者へ必ず早めに相談してください。
指定申請の準備と並行して、居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、医療機関などへ事業所の特徴を案内します。パンフレットやホームページ、見学・体験利用の流れも整えます。
営業では「小規模で家庭的」と伝えるだけでなく、受け入れる利用者像、提供する支援、空き状況、送迎範囲を具体的に示します。開業月からの利用相談を見込み、早い段階から計画的に案内を始め、ケアマネジャーが紹介を判断できる情報を継続して届けましょう。
小規模事業所では、職員同士の情報共有がしやすい一方、一人の欠勤や退職が人員基準とサービス提供へ大きく影響します。オーナーには、採用、シフト、教育、業務分担を細かく確認する姿勢が必要です。
現場の管理者へすべてを任せるのではなく、利用者の状況、職員の負担、事故や苦情、収支を定期的に把握します。急な欠員時の代替体制と連絡方法も決め、少人数の組織へ継続的かつ丁寧に関わり、問題へ素早く対応できる人が向いています。
地域密着型通所介護では、市町村、地域住民、ケアマネジャー、医療機関などとの連携が欠かせません。運営推進会議や日常の情報交換を通じ、事業所の活動と課題を地域へ伝えます。
紹介件数だけを求める営業ではなく、相談への迅速な対応、利用開始後の報告、空き状況の共有を積み重ねる必要があります。運営推進会議で出た意見も日々の改善へ着実に反映し、地域の関係者と時間をかけて強固な信頼関係を着実に築ける人に適した事業です。
小規模デイサービスは、物件や設備の選び方によって初期投資を抑えられる可能性があります。一方、利用定員が少ないため、欠席や空き枠が売上へ与える影響は小さくありません。
稼働率、利用者単価、人件費、家賃、送迎費、加算の算定状況を継続して確認し、慎重な収支計画を作ります。欠席率や稼働率の変化を月次で分析して対策を講じ、小規模だから低コストで安定するとは決めつけず、数字で経営を適切に判断できる人が向いています。
小規模デイサービスを開業するには、定員を決めるだけでなく、地域ニーズ、人員配置、物件、設備、指定申請、利用者獲得まで一体的に準備する必要があります。
当メディアでは、デイサービスFC各社の特徴や開業資金、物件選定、採用・研修、指定申請、営業などの本部支援を調査しています。自社に不足する開業・運営ノウハウを補えるフランチャイズ本部を比較してみてください。
利用定員18人以下の小規模デイサービスは、原則として地域密着型通所介護に該当します。少人数の利用者へ柔軟に対応しやすい一方、法人格、人員、設備、運営に関する指定基準を満たし、地域と連携して運営しなければなりません。
小規模であることだけを理由に参入せず、地域需要、必要な職員、物件の適合性、利用者獲得、運転資金を組み合わせて判断してください。物件契約や採用を確定する前に市町村の指定担当へ相談し、無理のない開業計画を作りましょう。
※本記事は2026年8月17日時点の情報をもとに作成しています。指定申請、人員・設備・運営基準、介護報酬等の取り扱いは、法改正や自治体によって異なる場合があります。
現在デイサービスは「機能訓練型」「娯楽型」「小規模民家型」など、地域ニーズに合わせてビジネスモデルが多様化しています。
当メディアではデイサービスFC各社の強みや本部支援、加盟オーナーの声を徹底調査。タイプ別におすすめしたい3社を厳選して紹介します。
要介護者の「自分で歩き続けたい」という切実な願いに応える機能訓練で、利用者の継続的な獲得と、最短3ヶ月での黒字化・3年以内の投資回収※1が見込める。
| 全国の施設数 | 209店舗※2 |
|---|---|
| 開業資金の目安 | 1,064万円〜※3 |
※加盟金、内装工事代、備品類など(内外装費、物件取得費、看板設置費、広告費は含まない)
※1,2,3参照元:リハプライド公式HP|2026年2月調査時点
(https://www.rehapride.co.jp/lp/franchise.html)
内覧会イベントで実際に体験してもらうことで、デイサービスを敬遠する高齢者向けとしての大きなインパクトを与えられ、オープン前に利用者の確保が目指せる。
| 全国の施設数 | 21店舗※4 |
|---|---|
| 開業資金の目安 | 2,100万円〜※5 |
※加盟金、遊戯パック、設計監修費を含む
※4参照元:デイサービスラスベガス公式HP|2026年2月調査時点(https://las-vegas.jp/shop/)
※5参照元:デイサービスラスベガス公式HP|2026年2月調査時点(https://las-vegas.jp/franchise-membership/)
空家活用で初期投資と家賃を圧縮。運転資金を手厚く確保できるため、黒字化まで焦らず腰を据えた経営ができる。
| 全国の施設数 | 96店舗※6 |
|---|---|
| 開業資金の目安 | 1,160万円〜※7 |
※加盟金、開業準備金、改装費、物件取得、求人費を含む
※6参照元:樹楽公式HP|2026年3月編集チームによる独自調査(https://www.kiraku-ac.com/shisetsu/list/)
※7参照元:樹楽公式HP|2026年3月時点
(https://www.kiraku-ac.com/fc/)